- 2025.12.27
- EV
BEVの特徴やメリット、デメリット。ウィズがオススメする訳。
今回のEV記事は、ウィズがもっともオススメしたい「BEV(Battery Electric Vehicle)」についてお話ししたいと思います。
BEVは、エンジンを持たず、バッテリーとモーターだけで走る「100%電気自動車」のことで、 私たちEVの中古車販売店「ウィズ」にも、日々お客様からBEVに関する質問をいただきます。
今回は、BEVの基本的なおさらいと、ウィズが実際に多くの電気自動車に触れ、お客様とお話しする中でお伝えしている「BEVのメリットとデメリット」をご紹介したいと思います。

まずは簡単におさらい!BEV(完全電気自動車)とは?
BEVとは、ガソリンを使わず、外部から充電した電気だけで走る車です。 エンジンがないため、走行中にCO2などの排気ガスが出ないので、環境に優しいのはもちろんですが、これまでの自動車とは違った性能や使い勝手など新しい体験を提供してくれる乗り物です。

EV中古車販売店「ウィズ」が考える、BEVのメリット
エンジン車に比べて圧倒的に故障しない!
最大のメリットの一つに、エンジン車に比べて圧倒的に故障しないということ。
これは車の修理を得意としているウィズだからわかることだと思いますが、車の故障は熱による故障が90%近いと考えています。最近の自動車で使用する部品の素材はゴム類やプラチック製品も多く、ラジエターのアッパータンクのホース口などは、昔は銅製品だったので劣化はさほど多くなかったのですが、最近はプラスチック製になっていたりすることで、水漏れによる修理や最悪の場合、ラジエター交換の要因にもなったりします。
電気自動車に2年近く乗ってわかったことは、電気自動車も、モーターとバッテリーを冷やすための水が必要ですが、37度前後の水温で常時保たれていることから、故障する確率が圧倒的に少ないです。
熱による故障以外では、ブレーキパッド一つでも電気自動車の場合、回生ブレーキによって強い減速力が発生して、ブレーキパッドでローターを挟む摩擦が少なくなるので必然的にブレーキパッドの交換とローターの交換頻度がかなり抑えられます、よって部品交換など整備費用の軽減につながるのです。ほかにも、複数の変速を必要とするエンジン車のミッションとは違い、1速ミッション(変速しない)なので構造はシンプルで壊れにくいというわけです。
※ポルシェタイカンは2ミッションのため車種によります。
加速がスムーズ!ギアチェンジのない「滑らかな走り」
BEVはアクセルを踏んだ瞬間から、モーターの力強いトルク(回転力)が立ち上がります。電気自動車の加速スピードにきっと皆さん驚かれると思います。エンジン車のようにギアチェンジによる変速ショックがないので、スーッと滑らかに加速していきます。 信号待ちからの発進や、高速道路での合流もラグがないのでストレスフリー。エンジン車特有の振動や騒音がないため、ストレスなくリラックスした運転が楽しめると思います。意のままに車が動いてくれる感覚は、一度味わうと病みつきになる爽快感です。
「ガソリンスタンドに行く」という行事から解放される
ガソリンスタンドへの立ち寄りって意外に面倒ではないですか?
「急いでいるのにガソリンがない」「冬の寒い日に外で給油したくない」といった経験は皆さんあるようです。
ご自宅に充電設備があれば、BEVは家に帰ってプラグを挿すだけです。 寝ている間に充電が完了し、翌朝には充電が完了して出発できます。スマートフォンを充電するような感覚です。 BEVに乗り換えされた方が特に言うことが、「スタンドに行く時間と手間から解放された」です。想像以上に日常を快適にしてくれます。
補助金や減税で、賢くお得に乗れる
購入時の補助金:新車購入時に金額の補助が受けられます。自動車メーカーによって充電施設の購入サポート特典などもあったり。
税制優遇:自動車重量税や自動車税が免税・減税になる制度があります。
「電気自動車は車両価格が高い」というイメージがあるかもしれませんが、こうした制度や、日々のランニングコストを含めてトータルで考えると、車種によっては実は経済的な選択肢となるケースが多いですよ。

正直にお伝えしたい、BEVの「課題」
ここまでBEVの良いところを紹介してきましたが、エンジン車と比べて、使い方によっては苦手な部分や知っておきたい課題(デメリット)もあると思います。 一般的に考えられる課題を紹介したいと思います。
航続距離への不安(車種による違い)
エンジン車であれば満タンで500km〜800km走る車も珍しくありません(タンク容量や燃費にもよる)が、BEVの多くはそこまでの航続距離を持たないモデルもまだ多いのが現状です。 特に、街乗りを重視したコンパクトなBEVなどは、バッテリー容量を抑えているため、一度の充電で走れる距離が短くなります。かなりの頻度で遠出をされる方には、事前の充電計画が必要になると思います。
充電インフラは発展途上
急速充電スポットは増えてきたものの、まだまだガソリンスタンドの数に比べれば少ないです。 週末ののサービスエリアなどでは充電待ちの車で渋滞している光景を見たこともあると思います。目的地周辺に充電スポットが見つからなかったりすることもあります。「いつでもどこでもすぐに給油」というエンジン車の感覚でいると、不便を感じることもあると思います。こちらも余裕を持った事前準備が必要ですね。
冬場の暖房はバッテリーを消費しやすい
エンジンがないBEVは、バッテリーの電気を使ってヒーターを温めるため、冬場に暖房をガンガン使用すると電力消費が増え、走行できる距離が短くなってしまうことがあります。季節によって航続距離に変動がある点は、BEVあるあるです。
車両重量と「電費」の関係
BEVは重たいバッテリーを積んでいるため、同クラスのエンジン車に比べて車両重量が重くなる傾向があります。 特に大型のBEVは重量がかさむ分、動かすために多くのエネルギーを必要としますので、電力消費(電費)が大きくなる点は、ランニングコストを考える上では購入前に考えておくことをオススメします。
大切なのは、あなたの「使用用途」に合わせてチョイスすること

ここまでBEVについていろいろと紹介してきました。ネットでも書かれていることではありますけど、BEVはメリットもあれば、デメリットもあります。そこで大切になるのは「自分のライフスタイルに合っているかどうか」を見極めることだと考えます!
例えば…
「毎日往復100km以内の通勤と、近所の買い物がメイン」
という方であれば、航続距離が短いBEVでも全く問題なく、むしろコストメリットが最大化して、エンジン車にない楽しく快適なBEVライフが送れると思います。
「自宅に充電環境が作れる」
という方であれば、街中の充電スポットの少なさは日常においてほとんど気になりません。
航続距離が長めの車種を選べば、もっと遠くの通勤やドライブにもさほど困ることはなく、やはりコストメリットは大きいです。
逆に、「毎日長距離を高速移動する」「自宅に充電器が設置できない」
という方には、BEVではなくPHEVやハイブリッド車の方が適しているかもしれません。

結論!
「流行りだから」ではなく「自分に合うから」乗る。 それが、EVライフを成功させる秘訣です。
自分のライフスタイルがBEVの所有にマッチするなら、デメリットはなくメリットばかりだということは今回の記事でもお分かりだと思います。コストパフォーマンスはもちろんですが、近未来的なこの乗り物の楽しさにきっと満足されると思います。
ウィズは、BEVを中心に新車からモデル落ちしていない最新型のBEVの中古車を取り揃えています。
またこれまでに数多くのBEVに乗ってきましたので、お客様に的確なアドバイスやご提案が可能です。初めてのBEVを検討の場合、身近にBEVに乗っている人に話を聞くことも大切です。少しでも興味を持たれたり、疑問を持たれた方は、お気軽にウィズにご来店ください。
百聞は一見に如かずです!
BEVを目の前に、ご説明差し上げます!(笑)
そして、触れて、乗っていただくとBEVという新たな乗り物にきっと驚かれると思います!
魅力的なBEV、本日現在の在庫情報です!
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是非、ご覧に当店へお越しください!
さて、次回の記事では、実際にBEVへ乗り換えたユーザーの貴重なご意見などを紹介できればと思います。
ではまた。